バイオリンと外宇宙の話 vol.3

keroの目下No.1の趣味・バイオリンのことや、本や料理の話など、外宇宙の話を気ままに綴ってます♪

シューベルト交響曲第2番

オーケストラは所属人数が多いので、あまり詳しく書くと身バレして恥ずかしいんですが、ま、このblog読んでる人そんなにいないと思うんで…(笑)

今現在のkeroのバイオリン活動での「苦労の半分以上」をしめている「シューベルト交響曲第2番」について書きたいと思います。

 

シューベルト 交響曲第2番変ロ長調 D125

オケの次回の候補曲として初めてYouTubeで聴いた時はシューベルトらしくメロディアスでいい曲だな〜と思ったんです。

古典的でもあり、歌謡的なところはシューベルトらしくもあり。

ところがスコアと突き合わせてよくよく見ると、早く振る指揮者氏だと相当大変だとわかり。他の曲に投票したんですがね〜。結局これに決まっちゃいました。

実際練習が始まってみると、危惧は大当たり。

大変なのは1楽章と4楽章

最初の序奏部分はゆっくりなんですが、その後のアレグロ・ヴィヴァーチェが問題で…

は、早い!!

しかもモーツァルトみたいに弾きやすくなくて、微妙に音が上下してセカンドポジションとか使わねばならないし、移動が頻繁で、チョー弾きにくい!!

しかもこの↑のスコアで言うと練習番号Aのところまで1stだけ丸裸になるという構成で(汗)こういう音符が延々と1楽章終わりまで続きます。

テンポ早いし、休符もあっという間に終わって、譜めくりするのも難儀なレベル。めくりに手間取ってると、あっという間に一段過ぎちゃったりとか(笑)

2,3楽章は良いのですが、4楽章めがまた大変。

1stはそれほどでもないんですが、チェロさん大変そう。指揮者氏がいつもこの楽章のはじめに「さあ〜、チェロさん受難の時間です!」って言いますw

名人のシューベルト2番

YouTube上にはこの2番を名人が弾く動画がアップされてます。なるほどこりゃすごい。しかし、名人でもみんな揃って弾くのは大変ですよね〜。

何かしらコツを掴まなくては。

速弾き練習

泣き言を言ってもテンポ遅くしてもらえないので練習です。

まずはゆっくりテンポでポジションや指番号の最適な形を決め音程の怪しいところを潰しておく。

その後は、なるべくインテンポで練習。この時曲のテンポは遅くするけど音程は変えないという「Anytune」というアプリを使って一緒に弾いてみたりする。さすがにCDテンポだと無理なので85パーセントテンポから慣らしていきます。

弾けないところは必ず出てくるので、そこは止まらずにエアで弾く練習をする(爆)

まあつまり「弾きまね」ですな。しかしオケではこれが大変重要なスキルです。

全部弾ければいいんですがね、まずそりゃありえない。弾けないところで停滞したりするよりは、落ちないように音楽の流れに乗る練習をするのが重要です。

左手の押さえの動きもなるべくバタバタせず無駄ない動きを心がけ、右手はシャカシャカ動くため手首が柔らかくなる(ハズだ。)

オケ練前に「Anytune」で練習すると、合奏でもわりと落ち着いて弾けるという効果がありますのでおすすめです。

あ、AnytuneはPCバージョンだとお高いようですが、i phoneやiPadのアプリバージョンで無料で使えます!(課金すると曲の区切りめを保存できたりします。)

メロディーメーカーのシューベルト

31歳で亡くなった早熟の天才シューベルト

この交響曲第2番はなんと18歳の時の作品だそうです。

この前カルテットの「ロザムンデ」を弾いた時も感じましたが、シューベルトは「歌曲の王」ってだけあってメロディーメーカーですよね、ホント。

この2番も随所に印象的なメロディーがあって歌謡的。

↑の4楽章も思わず歌いたくなるメロディー満載。

 

諸説ありますが、私的にはクラシック界の3大メロディーメーカー

シューベルト

ドヴォルザーク

プッチーニ

って思ってます。(あ、異論は認めますw)

逆に絶対にメロディーメーカーじゃないのはベートーヴェン様(笑)

交響曲第2番も、あんなに早いテンポじゃなければもっとメロディーも楽しめるんだけどなあ。やっぱり交響曲よりカルテットや歌系の方が好きかもです。

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